2年ごとのお約束 『車検』



      またまた車検(継続検査)の時期がやってきました。(08/05/02受検)
      前に乗ってたバイク(ゼファー)も合わせると、10回くらい「ユーザー車検」でやってます。
      しかし、いつも前回の様子を忘れた頃に受けるのでアセリます。

      という訳で、備忘録として書いておきます。(2年後には書類様式とか変わってたりして…。)


       まずは検査の予約です。通常(構造変更をしない)の車検は全国どこでも受検できます。
       予約のために国土交通省『自動車検査インターネット予約システム』へアクセスします。

       2週間先まで予約できるので、希望検査場所や日にちなどを入力し予約を済ませます。

       そして検査予約日までに、バイクの整備を完了させておきます。(いわゆる前整備)
       点検整備記録簿に基づいて各部を点検・調整し、その内容を記入します。
       排気ガスの濃度など、該当しない項目は斜線を引いておきます。
 


(平成19年度の自動車点検基準改正により、点検項目が簡素化されています。)


        整備については普段から手を掛けてるので、『車検』だからといって特別な整備はしません。
        基本的な整備と各部の点検を行い、最後にきれいに掃除をして検査に備えます
        ただし「光軸」については検査場での結果を聞いて調整しています。
         (当日中は何度でも再検査可。 平成20年9月1日からは合計3回までに変更。詳細

        次に必要書類を準備します。あらかじめ持参するのは、
          ●自動車検査証
          ●自賠責保険(共済)証明書(現在使用中のもの)
          ●自動車税納税証明書
          ●点検整備記録簿
          ●検査予約 受付完了メールを印刷したもの

        そして検査当日に用意(代書窓口で購入し記入)するのは、
          ●検査申請書(OCR第3号様式又は専用第3号様式)
          ●自動車検査票
          ●自動車重量税納付書
          ●自賠責保険(共済)証明書
          ●検査手数料と重量税


検査申請書(専用第3号様式)


自動車検査票(表面、裏面あり)


重量税納付書


        画像の書類は検査場内の代書屋さんで購入。自賠責も代書屋さんでも加入できます。

        記入については鉛筆書きの部分がります。検査受付窓口付近などに記入見本があるので、
        それを見ながら間違いの無いように記入していきます。

        記入が終わったら所定の窓口で検査手数料と重量税を支払い、印紙類を貼り付けます。
          (書類ごと窓口に出すと、おばちゃんが印紙類を所定の場所に貼り付けてくれました。)

        記入漏れなどを確認して指定の順番に書類を重ねます。さぁこれで書類の準備が整いました。

        「継続検査受付窓口」へ書類を提出です。係官が書類を確認してハンコをバンバン押してくれます。
        問題がなければ書類を受け取り、いよいよ検査ラインに並びます。


        さて、書類をバインダーに挟んでタンクバックに入れておき、検査の順番を待ちます。

        検査員によると、今回は「4輪(トラック)のテスターで2台平行して検査する」とのお告げが。
        所沢の検査場では2年前に初めて2輪専用テスターで検査しましたが、
        それ以前は今回と同じくトラックのテスターでの検査でした。(検査予定台数によって替えてるっぽい)

        トラック用のテスターだと、特に後輪ブレーキのテストは怖いんですよねぇ〜。
        強大なトルクが掛かるし、ドラムに少しでも斜めに乗ってるとコケそうになるし・・・。(=_=)

 

        などど思っているうちに順番が来ました。検査員に書類を渡し、同一性の確認から開始です。
        車体番号とエンジン形式をクドイほど確認されました。 次に検査員が前方に立ち灯火類の検査へ。
        ヘッドライトHi・Low→ウインカー左・右→ホーンと検査し、今度は後ろに検査員が立って
        ウインカー左・右→テールランプ→ブレーキ前・後と滞りなく進み、いよいよテスターに進入です。

        テスター上では前方の電光掲示板に従い検査を進めます。
        ドラムに乗って前ブレーキ・後ブレーキ、前に進んでドキドキの光軸検査。結果は全て1発OK!
        さらに前に進んで各部を打検。 ハンドル交換を指摘されて寸法測定をしましたが、
        検査証の数字±20mm以内の基準値に収まってるので問題はありませんでした。
         (ハンドル幅=車幅ではありません。車体最外部(左右レバーエンド間の場合が多い)の寸法が車幅です。)

        そしてここで予期しない出来事が発生。以下、検査員()と親方()の会話。
         :「マフラーは交換してますね?」
         :「はい!」
         :「では音量を測定しますのでバイクをこちらへ。」
         :「・・・・・・。。。」 (心の中で「ヤバくね?」)

        測定器をセットし終えた検査員。
         :「ではエンジンを始動してください」
         :「キュルルル、ブォ〜ン、ブォ〜ン、ボボボボ・・・」
         :「え〜このバイクですと5000rpmで測定します。」とアクセルを開ける。
         :測定器の目盛りが100dBを突破!心の中で「あちゃぁ〜(-_-;)」
         :「ちょっと音が大きいようですねぇ〜。」
         :(>_<) 「初度登録年昭和61年なんですけど・・・。」
         :あんちょこを見ながら「ぇ〜、検査に該当してますよ。」
         :(-_-) 「あのぅ〜、逆輸入車なんですが?」
         :再びあんちょこを見ながら「ん〜、合格です。」
         :( ̄ー ̄)b ゲッシッシ!

         ということで、検査は全て無事に終了しました。(^^ゞ
         書類を持って別の検査官のところへ行き、車検有効期間の確認印を押してもらい合格!

         最後にその書類を最初の受付窓口に提出。
         しばらくして新しい車検証とステッカーをもらい、全て完了しました。


      というわけで、一応無事に車検は終わりました。いつも不安になる光軸検査は1発で○になりましたが、
      音量測定は今回初めてだったので、「どの位の音量かな?」などと半ば期待しつつ測定値を見てました。
      最近は街頭検査も頻繁にあるようですし、きちんと対策を講じないとヤバそうです。(その後、インナーバッフル装着)
      鯨会の掲示板では、各検査場で音量測定をされたとの報告もあるので、今後は規制強化が進みそうです。

      初めてユーザー車検を受けた十数年前は、事務官も検査官もいかにもお役所仕事という感じで不親切、
      出入りの業者もあからさまに「素人が来る場所じゃねぇーよ」という態度で嫌な思いもしました。
      業者が検査官と喧嘩ごしの言い合いになって、もめてる場面も見たことがありますし。

      しかし行政改革などもあってか、ここ数年で明らかに状況が変わってきてるようです。 
      窓口も検査員も丁寧に対応してくれますし、ユーザー車検を受けやすい環境になってると感じます。
      今回の検査時間は30分程度。 書類購入から新車検証の受領までも、1時間も掛かりませんでした。
      時間があれば『ユーザー車検』に挑戦してみてはどうでしょうか。(*^^)v
 

今回の検査に掛かった費用。

自賠責(24ヶ月) 13,400円
自動車重量税  5,000円
検査手数料  1,700円
OCR 専用3号様式 他   25円
点検整備簿   30円

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合 計  20,155円


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