180km/hメーターの検証



      ある日の鯨会 mechaBBSへの書き込みの中で、「目盛りの粗い180km/hメーターを付けたい」という話が。

      某オークションでRXと同じ形状の他車種の出品写真を見ていたところ、
      400Rのメーターステーに900Rのメーターユニットを合わせれば実現できるんじゃないか?
      ということで、実物を入手し検証してみることにしました。

         話の元のmechaBBSの記事↓
          http://1000rx.net/yybbs-M/read.cgi?mode=all&list=topic&no=270

※※ 実車に搭載しての検証はしていません。※※


       まずはGPZ400Rのメーターステーを入手しなければなりません。
       とあるルートから、新品未使用の在庫品を購入することができました。

       部品は、GPZ400R用 25008-1120 ブラケット(メータ) です。
        (すでにメーカー廃番のようです。)


        以前GPZ1100用メーターに換装した時に車両から取り外し、
        大事に手元で保管してあるRXの純正メーターを引っ張り出して検証します。

  

 

        そして400RのステーとRXのステーをおもむろに合わせてみると・・・、

 

  

        なんと!! 最初の読み通り、ピッタリと一致しちゃいましたっ!
        これで400RのステーがRXに『ボルトオン』できる事がわかりました。

        あまりにもあっさりと穴位置が一致しちゃったので拍子抜けしちゃいました。
        でもまだ検証は続きます。 そうです、900Rメーターが付くかどうかが・・・。


        ずっと以前に部品取り用として入手した、900R(国内)のメーターです。
        年式は不明ですが、180km/hスケールで赤色の警告表示の無いタイプです。

  

        裏側のカバーを外しました。手前のメーターユニットから出ている配線が、
        スピードリミッターを制御する信号線です。


        そして400Rと900Rのメーターユニット取り付け部分のステーを比較。

  

        これもあっさりと形状が一致してしまいました。


        いよいよ400Rのステーと900Rのメーターユニットを合体してみます。

        結果はというと・・・、
 

        この通り、見事に合体することに成功しました!
        まるでオリジナルのようで、違和感もありません。

   また穴の位置関係もまったく同じで、
   RXに取り付けても、干渉する事はなさそうです。

        出来上がったこの『合体メーター』をRXに搭載する前提でさらに検証です。

        まずはアッパーケースからです。
        900R用はボトムカバーと合わさるため横の部分が短く、
        このままだと裏側が丸見えになるので、RX用を移植し取り付けます。

  

        取り付け自体は3本のネジでボルトオンですが、ここで問題が発覚。
 


        スピードメーターとタコメーターが左右入れ替わったことにより、
        「トリップリセット」と「ボルト/タコ」の押ボタン表示が逆になりました。(笑)

        表示こそ逆ですが、ボタンはちゃんと押せるので動作自体は問題なさそうです。
        もし気になるなら、400R用のアッパーケースを使えば良さそうです。


        次に両車の警告灯の表示内容と位置にも違いがありました。
         (写真左 上:GPZ1000RX 、下:GPZ900R)

        これも警告灯表示パネルを取り外し、RX用を移植し取り付けます。
        ただしサイドスタンド警告灯が不要ならそのままで良いでしょう。

  

        照明用電球ソケットを抜き、その穴から鉛筆のお尻で平均に叩けば抜けます。
        また照明拡散用に銀色の仕切りがあり、適度な明るさを確保してるようです。


        機械的な部分についてはほぼ問題なさそうですが、
        メーターとして動作させる為に、電気的な部分(配線)について検証してみます。


        コネクタは両車とも9Pと4Pで、ユニットからの配線長さもほぼ同じ。

        900Rにはスピードリミッターの信号線がありますが、
        RXには不要なので、該当する配線(ピンク色?)を切断&絶縁処理で大丈夫でしょう。

        またサイドスタンド警告灯がありませんが、不要ならそのままで、
        必要なら電球ソケットを追加加工するか、RX用ハーネスの移植でしょうか。

        ただ、もしRXのハーネスを移植する場合に問題になりそうな箇所があります。
        タコメータユニットへの配線が短く届かないので、配線延長をする必要がありそうです。

        サイドスタンド警告灯は、前段の表示パネルと一緒に移植すれば良いでしょう。

        スピードリミッターは元々RXには不用なので、そのまま放置で大丈夫でしょう。
        メーター裏でコネクタが遊ばないように固定すればベストですね。
        いっその事スピードメーターを外し、基板の根元から配線を切るのもひとつの方法かもしれません。


        あとはコネクタ部分のピンアサインを確認し、違う箇所は入替えて修正すれば、
        無事に『180km/h 合体メーター』をRXに取り付けできるでしょう。


        ただし実車未搭載なので、タコメーターの表示が正しくできるかどうかについてはまったく検証をしていません。
        というのも、900Rはイグナイターが何種類かあり、
        もしかすると年式によって1回転あたりのパルス数が違うかもしれません。

        タコメーター本体を調整することで対処できるという事を聞いたことがありますが、
        残念ながら私自身はこれらのデータ等を持ち合わせていません。


        さてさて、ついでに同形状の他車のメーターも気になったので検証してみます。

        御前崎ツーリングの時に、「青RXさん」がZX-10のメーターを装着していたのを発見したのですが、
        その時に「無加工で付いたよ」と聞いていたので確認してみました。


青RXさんのメーター (下の2枚は参考写真)

  

        結果はボルトオンで取り付け可能です。(配線は未検証)
        なぜなら、RXとメーターステーの部品番号がまったく同じでした。
        これなら簡単に300km/hメーターが取り付けできそうです。


      今回いろいろと検証してみた結果をまとめてみると、
      RXと同形状で同配置(左:タコ、右:スピード)ならRXのステーを使用して、
      同形状で逆配置なら400Rのステーを使用してRXに取り付け可能なようです。

      ただし配線や動作等は未検証の部分があるので、その点は十分にご注意を。

      それにしても、メーターだけでこれだけ純正流用カスタムの可能性があるとは驚きです。
      さりげない純正流用カスタムは、まだまだ奥が深そうですねっ!(^^ゞ

 


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