ポジションスイッチ 検証編



      こちらでは、ハンドルスイッチの交換or改造で、ウインカー兼用ポジションを追加する方法を検討してみました。

      以前乗っていたゼファー(C1)では、純正でウインカー兼用ポジションだったので、
      まずはこのバイクの配線図を見てみます。
 


 

      赤線で強調したのがポジションの回路ですが、
      右の線(実車では赤/青)は、メーター照明に行く線が途中で分岐して左ハンドルスイッチに来ています。
      そしてウインカースイッチと連動してるもう一組のスイッチで、ウインカー動作時にはOFFになります。
      さらにスイッチボックス内部でハザードスイッチにつながり、ハザード動作時にはOFFになります。
      そしてハザードスイッチを出た左の線(実車では青)は、左右のポジションランプにつながっています。

      これらの機能を内蔵したスイッチに交換or改造、W球に変更し配線を追加すれば出来るようです。


      次に、今装着してるZZR1400(A7F)用のハンドルスイッチで検証してみます。
      上と同じく、このバイクの配線図を見てみます。
 


 

      するとゼファーと同じスイッチ回路のようですが、途中で配線が切れています。
      ZZR1400には専用のポジションがあるので省かれているのでしょう。

      配線図ではウインカーとハザードの各スイッチは、内部結線も省略してるようですが、
      スイッチボックスをバラして中を見ると、内部では結線されていました。

      ゼファーと同じようにスイッチボックスからの線をつなぎ、改造を加えれば出来そうです。


      下の写真は、スイッチボックスのウインカーとハザードの各スイッチの内部配線の様子です。
      左はZZR1400用、 右は以前使用してたZZR1100(D5)用のです。
 


 


 

      スイッチ部の形状や配線の取り出し口数はどちらも同じで、配線を追加すれば流用できそうですが、
      内部の構造が違うかもしれないので、その辺りの確認をする必要があるでしょう。

      自分のRXのポジション用配線は、以前ラジポンと同時装着した時には不要な配線だったので、
      半田ごてを使って根元から除去してしまいました。(赤/青と青の配線)


      この方法やポジションリレーを使う方法のどちらでも、ウインカー兼用ポジションが出来ることが判りました。

      ただいずれにしても車体側の配線を加工する必要があるので、
      電線の電流容量などを確かめておかないと、最悪燃えるので要注意です。

 


Copyright (C) 2002-2024 Eiji "OYAKATA" Sakamoto All Rights Reserved